人気アイドルグループ「乃木坂46」の白石麻衣(26)が「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ「2018年のヒット人」の1人に選ばれた。自身の写真集「パスポート」が空前の大ヒットを記録したうえ、今年は上半期CM女王にも輝いた白石。芸能界の関係者を引きつける魅力は“乃木坂のイチロー”と言われるほどの高いプロ意識だという。

 俳優の田中圭(34)とともに今年の「ヒット人」に選ばれ、1日に都内で行われた「2018年ヒット商品ベスト30」「2019年ヒット予測ランキング」先行発表会に出席した白石は「私でいいのかな?という不安というか、びっくりしてるんですけど、本当にありがたいことだと思います」と喜びを語った。

 昨年2月に発売された写真集「パスポート」(講談社)は、今年に入っても異例の売れ行きを続けている。通算21度の重版で、ついに累計発行32万部の大ヒットを記録した。

 今年は白石以外の乃木坂メンバーの写真集も続々と刊行された。「2018年ヒット商品ベスト30」の25位に「乃木坂46写真集」が選出されると、白石は「グループにとっても大きな出来事。メンバーの写真集(が評価されること)も自分のことのようにうれしいです」と笑顔を見せた。

 今年は、上半期タレントCM起用社数ランキング1位(14社、ニホンモニター調べ)に輝いた白石。CM界では文字通り“ヒット人”そのものだ。

「昨年は圏外だったのに、広瀬すず、有村架純などの若手人気女優をごぼう抜きして1位になった。下半期も勢いは衰えず、CM出演料は1クールで3000万円に迫る勢いがある。これは石原さとみと同じくらいの金額になりますね」(広告代理店関係者)

 白石の人気の秘密については、その美貌ばかりがクローズアップされるが、芸能関係者からは内面の魅力を挙げる声が多く聞かれる。

「プロ意識の高さは自他ともに認めていて、あまりのストイックぶりに一部の関係者からは、野球界のレジェンドに例えて『乃木坂のイチロー』と言われることもあるほど。実際、アイドルとしては7年目になるが、スキャンダルを報じられたこともない。ここ数年、写真週刊誌などからは最も狙われている存在だと思いますが、キャッチされたことは全くない。これだけでもプロ意識の高さが証明される」(テレビ局関係者)

 見た目の印象からクールなイメージがあるにもかかわらず、バラエティーで汚れ役を嫌がらない姿も好感度が高い。

「最近出演したグループの冠番組の罰ゲームで、コウメ太夫の白塗りコスプレ姿になり『チクショー!』と叫ぶ姿を披露し、笑いを取った。また他の罰ゲームでは、手のひらに巨大なカエルを乗せた白石が涙目で動き回るという芸人顔負けのリアクションを見せ、ネット上で話題になった。CM女王なのに、“乃木坂のリアクション王”と呼ばれるほど頑張ってくれるんですから。業界内に白石ファンは多いですね」(同)

 この調子で来年以降も“ヒット人”であり続けられるのか。