人気アイドルグループ「乃木坂46」の西野七瀬(24)が20日に年内でグループを卒業することを電撃発表し、ファンに波紋が広がっている。卒業後も芸能活動を続けるというが、おとなしく控えめな性格だけに、ファンからソロ活動を不安視する声が多い。その一方で多くの関係者からは「だからこそ成功する!」という指摘もある。

 西野は20日に更新したブログで、年内いっぱいで卒業することを発表。卒業コンサートは来年開催する予定で、卒業後も芸能活動を行う。

「約7年間本当にお世話になりました。わたくし西野七瀬は年内の活動をもって乃木坂46から卒業いたします」と報告した西野。不安な気持ちを抱えながらも「確かに自分で選んだこと。一人になってからも、このお仕事は続けていきたいので、これから先どんなことがあるのかなって楽しみな気持ちが大きいです」と前向きに話した。

 2011年8月に加入。同年11月にモデルデビューを果たすと、15年には「non-no」専属モデルに。現役メンバー最多のシングル6作でセンターを務めてきた。卒業後は女優、タレントとして活動するとみられる。人気絶頂のグループをけん引してきただけに、前途洋々かと思いきや、ファンからは不安視する声が多いという。

「控えめでおとなしく、極度の人見知りなところも心配している。ドラマ、映画で主演をこなしていますが、ファンでさえ演技力を評価する声はそれほど多くない。トークが目立つタイプでもないし、歌唱力もそれほど…。ソロ活動を心配するファン心理はウソじゃないと思う」(テレビ局関係者)

 人気グループで中心的なメンバーとして活躍しても、卒業後は苦労するケースが圧倒的に多い。ファンの心配も当然だが、これこそ西野が持つ“天性の強み”だという。

「途中から人気が爆発した西野ですが、その大きな理由は天性ともいわれた“守ってあげたくなる雰囲気”だった。控えめでおとなしく、加入して泣き虫としても知られた。そんな一見、弱くてダメな姿が逆に、ファンに『応援したい』と強く思わせることになり、握手会もトップクラスの人気に上り詰めた。卒業後に苦労したとしても、ファンはそんな西野を『何とかしよう』と行動してくれるはず」(前同)

“守ってあげたくなる”存在として、業界関係者からも人気があるだけに“絶対的エース”は今後の仕事のオファーも期待できそうだ。