乃木坂46の元メンバーでタレントの生駒里奈(22)が17日、東京・渋谷警察署の一日警察署長に就任し、東京・渋谷駅ハチ公広場で行われた「交通安全セレモニー」に出席した。乃木坂を卒業後は舞台や声優など幅広く活動している生駒だが、目下のところ選択肢にない仕事もあるようだ。

 生駒が一日警察署長を務めるのは、アイドル時代も含め初。「ちょっとでも私のことを知っている人に、交通安全を知ってもらえるチャンスでもあると思うので責任がある。憧れもあったので、夢がかなった感じ」と制服姿で笑顔を見せて語った。乃木坂46ではグループ最多6曲で単独センターを務めるなど、結成時からけん引してきたが、5月にグループを卒業してから4か月がたった。

 この間、舞台「魔法先生ネギま!」に主演し、テレビアニメで声優を務めるなど、多彩な分野で活躍してきた。

 ソロ活動について聞かれると「1人になってもお仕事は何も変わらず、たくさんのチャンスもいただいているので一生懸命頑張っています」と卒業後も変わらない誠実な姿勢を見せた。

 これから挑戦したいことについては「いろいろなお仕事をさせていただけたら。いつかCMもやらせていただけたらと思います」。一方、ソロ歌手としてのCDリリースには「歌は出しません」と笑顔できっぱり。「あまり得意じゃないので、選択肢にないです」と説明した。

「4月に日本武道館で卒業コンサートをした生駒は、ソロ曲『水玉模様』を含めて、歌の猛練習をしたんです。もし、そこで自分が納得できる歌唱ができたら違ったのかもしれませんが、本番では緊張もあってかうまく歌えなかった。『やっぱり歌が苦手』『歌手活動はもうしない』ときっぱり諦めたみたいです」(芸能プロ関係者)

 ファンにしてみれば、乃木坂の楽曲ではないが「そんなバカな…」という気持ちにもなりかねないところ。熱烈オファーがあれば考えるというが、生駒の歌声を聴けることは当分なさそうだ。