ロックバンド「ONE OK ROCK」が21日に開催されたロックフェスティバル「SUMMER SONIC 2022」(東京会場=ZOZOマリンスタジアム、幕張メッセ)に出演。ワンオクのボーカル・TakaがMCで放った〝声出し解禁〟がネット上で物議を醸している。

 コロナ禍の開催とあってサマソニはHP上で「ダイブやモッシュなどの危険行為は一切禁止致します」「ライブ中の歓声・大声での会話・コールアンドレスポンスなどは禁止といたします」と飛沫感染防止のためのルールを明記していた。それでも会場の一部ではモッシュなどの行為が見受けられていた。

 問題視されたのは観客に向けた〝声出し推奨〟だ。Takaは「もう、どんだけ声出しても関係ないだろ?俺たちは夏フェス出禁になる覚悟で来た。怒られたら俺が後で全部謝るから」と発言。サマソニのルールに噛みつく行為に戸惑う観客がいる中、「(声出しを)やめてほしい人たちもいると思うけど、これが俺たちのやり方だから」と続けた。「イヤな人は息する回数を減らしてみれば」のジョークに笑いも起きたという。脱コロナ宣言したワンオクのステージでは場内で大合唱になったという。

「日本のライブシーンを正常に戻したい」の思いで声出しを煽ったTaka。ネット上では「やっぱりワンオクはサイコー」「これが世界の普通の光景。日本だけだろ」と称賛が寄せられる一方、「他の演者は守っているのにがっかり」「ルール破りはダサい」「ルールがイヤなら出演しなければよかった」「フェスの今後の運営が不安」といった批判も寄せられている。また、声出しについて「ワンオクのワンマンで実証すべきではないか」の意見も寄せられている。

 3年ぶりに開催されたサマソニは東京・大阪会場(20、21日)に18万人が訪れた。