来月再び英国に一時帰国するヘンリー王子&メーガン妃に対し、王室が2人を温かく迎え入れることは期待できないと米ニュースサイト「デーリー・ビースト」が16日伝えた。さらに、同サイトは、2人がエリザベス女王にも会えない可能性を指摘した。

 王室側はヘンリー王子夫妻が渡英する9月上旬は女王にとって数多くの公務が予定されており、「特別に忙しい週」で「予定は変更できない」としている。王室関係者は同サイトに、「王子夫妻が女王に謁見できるかどうかについて、いらぬ期待を何らかの方向に向ける意図はなかったが、9月5日に始まる週に女王の公務が立て込んでいることは単純な事実だ」と説明した。

 同サイトによると、ヘンリー王子夫妻は来月5日にマンチェスターで世界190か国以上から若いリーダーたちが集まる「ワン・ユース・ワールド・サミット」と、同8日には英慈善団体による「ウェルチャイルド賞」授賞式に出席するために帰国する。両日の間、2人はドイツに向かい、来年デュッセルドルフで開かれる「インヴィクタス・ゲーム」の前祝イベントに参加する。

 一方、女王は同6日、新たに就任する首相と面会する。辞任したジョンソン首相の後任にはリズ・トラス外相が最有力視されている。その面会に控え、女王はさまざまな分野のアドバイザーから新首相や政策について長時間のブリーフィングを受けることになるが、その間、女王はそのことに専念し、ほかのことで下調べの作業を中断させられることを好まないという。

 同サイトは、女王の予定とヘンリー王子夫妻の日程が重なったことは、「王室側にとっては女王との謁見を断る都合のいい理由になるかも知れない」と結んだ。