新型コロナウイルスに感染したため、全国ツアー4公演を延期していたシンガー・ソングライター山下達郎が、7日午後2時からの人気番組「山下達郎のサンデーソング・ブック」(TOKYO―FM系)で、病状が回復したことを報告した。

 山下は新型コロナウイルスに感染したため7月23、24日の北海道公演、7月29日の岩手公演、7月31日の福島・いわき公演の開催を見送っていた。

 番組の冒頭では「コロナにかかってしまいました。10日間、ずーとみの虫みたいにやっておりました。おかげ様でよくなりました。熱も引いて、せきも止まりました。4本延期になってしまいましたが、今、代わりの日を調整中でございます。誠に申し訳ありません」と謝罪を兼ねて回復を報告した。

 さらにはコロナ禍が続く現状に触れつつ「誰がかかってもおかしくないという状況ではございますが、私の場合はレコード制作、プロモーション、(コンサートの)リハーサルなど、いつも『老人虐待』と申し上げているんですが、その疲れが出たんだと思います。でもおかげさまで今年初めてゆっくり休めました。パソコンで映画を見たりして心機一転、休んでリフレッシュできました。山のような励ましのお便りをいただきましたが、復活でございます。引き続き皆様もお気をつけください」とファンにメッセージを送った。

 山下は5日の熊本公演からツアーを再開させており、7日には大分公演を行う。69歳のポップス界の鉄人が完全復帰した格好だ。