女優・泉ピン子(74)の周辺がザワついている。

 昨年4月に「渡る世間は鬼ばかり」(TBS)などで親交の深かった脚本家・橋田壽賀子さんが他界。その遺骨をめぐりピン子と遺族の間で意見の食い違いが発生している。

〝渡鬼〟レギュラーの俳優えなりかずき(37)との不仲もかねて伝えられているが、3日には「デイリー新潮」が今秋予定されているという橋田さんの追悼番組にピン子が招かれていないと報じた。ただし、デイリー新潮はその後記事を削除。TBSによると、橋田さんの追悼番組はそもそも予定されていないという。

 とにもかくにも騒がしいピン子の周辺だが、彼女を知る人物いわく「アクが強すぎるから、人によって好き嫌いが分かれるのはたしか」。

 例えば、ピン子はドラマの現場では監督やプロデューサー以上に〝仕切る〟のだという。しかも撮影を異様なまでに〝巻く〟。芸能プロ関係者が語る。

「ピン子さんの現場で2~3時間巻くのは当たり前。過去には20時終わりの予定だったところを巻きまくって15時に終わったことがありました。さすがにビビりましたね」

 なぜそんなことが可能かと言えば、毎度ピン子はカメラマンを指定するのだという。

「某技術会社に勤めるA氏でピン子さんとは古くからの付き合い。ピン子さんは必ずその人をカメラマンに指名するんです。それで監督が『いまのシーン、もう1度お願いします』と言っても、ピン子さんは『A、大丈夫よね?十分撮れてるわよね』と同意させて、終わり。A氏とのコンビプレイで巻きまくるんです」(同)

 早く帰りたい人ならいいが、納得いくまで撮影したい人にとってはピン子の仕切りは不満かもしれない。

 怖いイメージのあるピン子だが、気に入った人物に対しての人当たりは良い。最近も某ドラマの撮影でテレビ朝日にいた女優の天海祐希(54)とバッタリ。ピン子は「あなたのこと大好きなのよ。ドラマも見てるわよ~」と駆け寄り、話し込んでいたという。

「天海さんは大先輩のお褒めの言葉に恐縮しきり。その後、なぜか天海さん以外の出演者もピン子さんのところに挨拶に行かされていました」とはテレビ関係者。

 クセがあるからこそ、ピン子は芸能界でも唯一無二の存在感を放つ。礼節を重んじ、厳しさもある一方で面倒見が良いことでも知られる。一連のスキャンダルは〝アク強女優〟ならでは雑音だ。