お笑いコンビ「TKO」木本武宏(51)の7億円超ともいわれる投資トラブル騒動で暗号資産(仮想通貨)への投資勧誘疑惑が改めて浮上している。

 木本の個人事務所は、一部で報じられている暗号資産への投資勧誘を否定。木本が芸人らに紹介した投資家A氏はFX取引(外国為替証拠金取引)、B氏は不動産関連の投資と説明しているが、いまだにお笑い芸人と親しいテレビ局関係者は「仮想通貨への投資話もあったと思うんですが…」と疑問を呈している。

 実際、5000万円もの投資をしていたと伝えられるお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇は先月29日放送のフジテレビ系「ポップUP!」で、騒動を認めた上で「欲をかいちゃったなって。暗号資産、仮想通貨だったという話でございますから」と発言。投資はFXや不動産だったという話はしていない。

「木本はいろんな芸人やテレビ局のスタッフらにも仮想通貨への投資を熱弁しており、今回の騒動がFXや不動産だけの投資と考える方が不自然です。これまでも仮想通貨への投資を勧め、それを扱う会社とも関係が深かっただけに、これ以上の迷惑をかけないよう配慮をしているのではないか」(前同)

 木本の事務所サイドは木本の紹介で出資した人物は約10人と説明しているが、7億円ともいわれる投資額を考えればあまりに少ない印象だ。本紙の取材では、10万円程度の少額投資をした芸人や関係者を確認済み。こうした人物が投資トラブル騒動で自身への負の影響を考え、投資したことをなかったことにしている可能性もある。

 木本がMCを務めていた「アプリ学院!」(BS11)や、朝の情報番組「週末情報ライブ キモイリ!」(KBS京都テレビ)も打ち切りとなったが、前出のテレビ局関係者は「別の局でも、木本を起用した番組が練られていたが、それもお蔵入りになった。表ざたになっていない実害もかなりある」と語る。投資トラブルの当事者以外にもその影響は多大だ。

 木本は近日中に会見を行うことを示唆しているが、どんな真実が語られるのだろうか。