野球独立リーグBCリーグ・栃木に入団し、芸人と野球選手の“二刀流”となったお笑いコンビ「ティモンディ」高岸宏行(29)が24日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。公園で150キロの剛速球を投げたことが、挑戦するきっかけになったことを明かした。

 高岸は高校球界の名門・済美(愛媛)から東洋大へ進学。投手としてプロを目指していたが、故障により夢を断念した経緯がある。今月19日に行われた入団会見では、栃木のトライアウトに挑戦して合格し「投手」として選手登録されたことや、背番号「16」に決まったことを報告していた。

 番組にはBCリーグ・栃木のユニホーム姿で登場。挑戦を決めた理由について「けがをしまして、4年間くらいブランクがあったんですけど『あれ、ひじ痛くないぞ』ってなって。公園で投げてみて測ろうと、測ったら150キロ! 『戻ろう』と、今に…至ります!」とドヤ顔で説明した。

 実は相方・前田裕太も同じ済美(愛媛)で、全国の高校野球部対象の筋力測定では全国1位となったほど。高岸は「(前田も)野球選手になってほしいですよ。BCリーグにも来てほしいけど、もっとNPBとかメジャーにも挑戦してほしい!」と、どんどん話は大きくなっていった。

 そんなやり取りにお笑いは二の次では?との疑問の目も向けられたが、漫才について、前田は「予選とか出させていただいたり、新ネタライブにも出させていただいている。ただ、僕がネタ作ってる間『高岸はカラダを作っててね』と言ってたら、気がついたらプロ野球選手になってた」と苦笑いで明かしていた。