元「雨上がり決死隊」の宮迫博之(52)が「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に久々に〝登場〟し話題となっている。

 19日放送の「アメトーーク! ダチョウ倶楽部を考えよう2時間SP」(テレビ朝日系)では、ダチョウの寺門ジモン、肥後克広のほか、今年5月に亡くなった上島竜兵さんを慕う「竜兵会」のメンバーが出演した。

 番組では上島さんの過去の秘蔵映像を放送。視聴者から改めて惜しむ声が出ると同時に、一部で注目されたのは宮迫の姿が映っていたことだ。

「2019年の闇営業騒動で吉本興業から契約解除されて以降、番組で過去映像が流れる際は、宮迫が徹底的に〝カット〟されていた。それが上島さんのVTRでは幾度となく映り込み、ネット上では『きっと宮迫さんもスタジオにいたかったはず』という同情や、アメトークへの復帰を願う声も寄せられた」(テレビ局関係者)

 追悼の意味合いを持つ番組で、宮迫を〝排除〟することは趣旨に反するということもあっただろう。宮迫自身も上島さんの訃報を伝えられた際に倒れ込むほど号泣したという。テレ朝関係者によれば、これまで「地上波だと切らざるをえない」と嘆いていた同番組の加地倫三プロデューサーの「せめてVTRだけでも」という強い思いも後押ししたようだ。

 今回は例外的な出演と言えそうだが、今までにない視聴者の好意的な声の多さを見ると、宮迫アレルギーが薄れつつあることは間違いない。

 もともとは「相方の横に座りたい」と「アメトーーク!」でのテレビ復帰を模索していた宮迫だが、コンビ解散で厳しい状況になっている。

「それでも自身の代表番組でMCを任せてきたプロデューサーの加地さんは、今でも宮迫をなんとかしたいという気持ちを持っている。吉本への配慮はあるでしょうが、視聴者の宮迫への反発が少なくなれば、スポンサーからOKが出る可能性はある。今回の過去映像での〝復帰〟も一歩前進といえるのでは」(前同)」

 テレビ復帰に向けた追い風となるか。