国際政治学者の三浦瑠麗氏が22日にツイッターを更新し、新型コロナ患者の医療体制について私見をつづった。

 ここにきて感染爆発している日本。21日の全国新規感染者数は18万6246人で過去最多。東京では新たに3万1878人の感染が判明した。

 こうなると懸念されるのが病床のひっ迫。そんななか、病院によっては比較的軽症のコロナ患者を入院させているという。理由は重症患者のように手がかからず、それでいて入院費用を稼げるから。三浦氏はこうした実態を報じたニュースを引用した上で〝元凶〟について「厚労省の通知が入院基準を示していないことが一因」とズバリ。

 続くツイートでも「厚労省はきちんと入院基準を出しましょうね。予想を超えて患者が増えたらパニックに陥って、行動制限とか言っても効果は乏しいですからね。そして、いままで幾らコロナ医療に補助金を突っ込んできたかを考え、さすがに今回は医療資源配分の最適化をしましょう。そして健康体の人は自宅で治しましょう」と訴えた。

 さらに三浦氏は今後起こりうる事態として「コロナの方は軽症だけど他の持病が重い高齢患者に、どうやって自宅やコロナ以外の病床で医療を提供するかという話にならざるを得ない」と指摘。

 その上で「それを本来ならプロが判断して決めるべきだと思うんですが、コロナを不均衡に重く扱っているから医療資源が適正配分できないんじゃないでしょうか」と問題提起した。