社会学者の古市憲寿氏が17日、日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」に出演。街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相との思い出を語った。

 MCの桝太一氏から「安倍元総理と親しくしていたと聞いているが、最後に会ったのは?」と聞かれた古市氏は「今年の4月と6月にご夫婦でお会いした」と返答。

 続けて「今から思えば4月に会った時に、日米の警備体制の違いっていう話になったんですね。安倍さんが『アメリカ大統領が日本に来る時にSP何人で来ると思いますか?』って聞いて、800人っていうのが答えだったんですけど、それぐらい日本とアメリカで首脳に対する警備体制が違うって言う話になった」と明かした。

 だが、続けて「ただ、安倍さん自身も首相を辞めてからSPも減ってある種自由を謳歌してたように思う」とし「お母様と犬の散歩に行ったりだとか、(妻の)昭恵さんと一緒に近くのお店にピザを買いに行ったりとか。そういう首相を辞めてからの生活のことを楽しそうに話されてたのが、今思えば印象的ですね」と振り返った。

 また、枡氏から昭恵夫人との絆について聞かれると「たぶんあの夫妻を身近で知っている人は、全員仲の良さを言うと思うんです。安倍晋三さんが政治家を辞めた後どうするか?っていう話になった時も、晋三さんが『世界に旅行に行きたい』っていう話をして、それを昭恵さんに言ったら『いいわね。でも、別々にね』って返したっていう。そういう冗談をフラットに言い合えるような、すごい素敵な夫婦ですね」と秘話を明かしていた。