カトリーヌ・ドヌーブ 世界映画界の至宝が明かした〝自由奔放LOVE論〟

2022年07月07日 10時00分

カトリーヌ・ドヌーブ
カトリーヌ・ドヌーブ

【今週の秘蔵フォト】フランスが世界に誇る大女優カトリーヌ・ドヌーブは、2019年11月に脳卒中で倒れるも、翌年7月に復帰。昨年7月に公開されたエマニュエル・ベルコ監督「ピースフル」(日本未公開)で完全復活を遂げ、息子が不治の病にかかって苦悩する母親役を見事に演じた。78歳の現在もなお現役である。

「シェルブールの雨傘」(1964年)、「昼顔」(67年)、「恋のマノン」(68年)、「暗くなるまでこの恋を」(69年)、「ひきしお」(72年)などの代表作は、いずれも映画史上に残る名作。73年11月18日付本紙では、当時30歳のドヌーブのインタビューが掲載されている。東宝東和45周年記念式典に出席するために来日した際のものだった。

 当時はイタリアの人気俳優マルチェロ・マストロヤンニと同棲中で、その後女優として活躍する娘キアラ・マストロヤンニが誕生したばかりだった。63年には映画監督ロジェ・バディムとの間に未婚のまま息子を出産。その後は英国写真家のデビッド・ベイリーと結婚するも72年に離婚。そして当時はマストロヤンニと熱愛中で、まさに「恋多き女」として常にマスコミを賑わせてきた。

「私は常に男と女の関係に深い興味を抱いてきました。人生においてもっとも素晴らしいもの。それは男女の結びつきだと思います。結婚なんて男の欲望を満たすための制度。男の発想ですよ」とサラリと自由奔放な恋愛感を明かしている。

 当時は「妊娠中絶合法化」の署名運動に参加したことも話題になっていたが「別にウーマンリブではないけれど、確かに署名した341人の中に私も入っています。日本にもウーマンリブがあるんですか? ゲイシャが存在すると聞いていたし、日本の女性も男性に服従する面が多いんじゃないんでしょうか」と語っている。

 美しさと演技力だけでなく独特の哲学を持ったドヌーブは、フランスのみならず世界の映画界の至宝であり続けている。

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