ベテラン女優の大地真央(66)が都内で26日、映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」(公開中)のヒット記念イベントに登壇した。同作は、英エリザベス女王の素顔に迫った初の長編ドキュメンタリー。

 大地は3年前の主演舞台「クイーン・エリザベス―輝ける王冠と秘められし愛―」で、16世紀の英女王エリザベス1世を演じた縁があり、この日ゲストで呼ばれた。現英女王に対する尊敬の念を語った。

 数々の名作に出演してきた大地だが、最近はCMで「そこに愛はあるんか?」と叫ぶ女将役が印象的。その決めゼリフをどうにか言わせたそうなMCの奥浜レイラはイベント終盤、攻めに出る。「エリザベス女王と言うと(中略)ホントに国民に対しても、愛のある方だなと思うんですけど…」と、それまで使わなかった「愛」というワードを入れて大地に振った。だが、あいにく大地は「そうですね、それはホントに感じますね~」とツレない。

 すぐさま奥浜は「ホントに愛がありますよね~」と再度振ってみるが、大地は「そうですね~」としか言わず、ここで客席から笑いが起こる。場の空気を察した大地は、語気を強めて「あります、はい」と〝言わされ〟た。

 大地は最後の挨拶で「これは皆さん、ぜひご覧いただきたいと思います」と作品をPR。続けて照れ臭そうに「あの~、え~、…なんて言うんでしょう。非常にこう、愛が溢れた、愛のある! 作品だと思います」とコメントした。「愛」というところだけを強調して言う大地は、観客の笑いを誘っていた。