お笑いタレントの厚切りジェイソンが24日、読売テレビ「ten.」に出演。兵庫県・尼崎市の〝USB紛失問題〟に言及した。

 同市はこの日、紛失していた全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリが見つかったと発表した。業務委託業者によると、同日午前、吹田市のマンション敷地内でバックアップ用も含めたメモリ2本が入ったカバンごと発見された。パスワードなどが変更された形跡はないという。

 会見した稲村和美市長は「同問題に対する専用ダイヤルの設置」「当時案に便乗した詐欺への注意喚起」「検証、再発防止にむけた外部有識者による第3者委員会の設置」を報告。かたや、市側の責任については「データ持ち出しについての具体的な手続きにあいまいな点があった。今回正式な手続きがとられていないという点については事業者にも是正のお願いをしている。ただ、現実的にデータが持ち出されていることがあるので、重く受け止めている。そういう事も含めて、第3者の目線で検証が必要」などと語った。

 この会見にジェイソンは「持ち出しする理由が見えない。なんでそのデータを家に持って帰る必要があるのか。専用ダイヤルの意味も今(責任について)何も言えないんだったら、なんでそれを設置したのか僕は理解できない。具体的に不安を払拭できるよう何かをやってからじゃないと、意味があるのかな?と思う」と苦言を呈した。