世界的ギタリスト、ジェフ・ベックとの共作アルバム「18」の発売を7月15日に控えたジョニー・デップが23日、伝説のスーパーグループ「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」が2023年欧州ツアーで復活することを23日、バンドのSNSで発表した。

 15年に結成されたヴァンパイアーズは、米グラムロック界の奇才アリス・クーパーがボーカル、エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリー、ベースがトミー・ヘンリクセン、デップはギターで参加する。ツアーは19年以来、約4年ぶりとなる。
 
 バンドはSNSでの声明で「ハリウッド・ヴァンパイアーズが帰ってきた!! 2023年夏にドイツとルクセンブルグを訪れます! チケットは、6月27日の午前11時から発売を開始します。さらなる情報をお待ちください!」と発表している。

 1年後にスタートする欧州ツアーは全6公演で23年6月20日にドイツ・オーバーハウゼンで開幕。21日ルクセンブルグ、24日ミュンヘン、27日ハンブルグ、28日ベルリン、30日マインツの日程となっている。

 デップは5月にベックの英国ツアーに何度かゲスト参加しており、その後に「ジェフ・ベック&ジョニー・デップ」名義でアルバム「18」を7月15日に全世界同時リリースすることを発表した。全13曲収録のアルバムには、デップのオリジナル曲「サッド・マザーファッキン・パレード」「ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌」を含むロック、R&Bの名曲のカバーなど全13曲が収録されている

 ちなみにヴァンパイアーズが最後にリリースした19年のアルバム「ライズ」の収録曲「ウェルカム・トゥ・ブッシュワッカーズ」にはベックがゲスト参加していた。元妻との泥沼裁判に勝訴したデップのミュージシャンとしての活躍はますます加速度を増しそうだ。