ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(33)が24日、ラジオ番組「川谷絵音の約30分我慢してくれませんか」(JFN系列)に出演。涙活について持論を述べた。

 涙活についてのリスナーからの質問に、川谷は「ここ最近、映画に入りこんで『感動したな』って思っても、なんかそれを俯瞰で見る自分が5秒後に出てくるんですよね。年取ってきて、没入感が減ってきたというか」と明かした。

 続けて「自分もステージに立ったり、見てもらう立場なので、裏方のことが頭によぎったり。映画もこんな風に撮ったんだな~という雑音が入ってきて、涙が引っ込んでしまう。難しいんですよね、最近」と打ち明けた。

 涙活で映画を見ることについては「涙腺が崩壊するって言われている映画でも、そう言われていると『あ、ここで泣いたんだろうな~』ってなっちゃう。あの事前情報、要らない。だから、涙活っていうものを前提としている時点で泣けない気がする」と話した。

 さらに「日常で感動することってなかなかないし、日常で涙を流すほどの出来事がない。日常で悲しいことがある方が泣けるというか、泣いちゃうじゃないですか」と述べた。