元ビートルズのポール・マッカートニーが18日に80歳の誕生日を迎えたことを祝福して出身地のリバプールでは、お祭りムードが盛り上がっている。17日(日本時間18日)に地元紙「リバプール・エコー」が報じた。

 ビートルズがデビュー前から初期にかけて出演していた伝説のライブハウス「キャバーン・クラブ」がある「マシュー通り」は、17日から24日まで「マッカートニー通り」に名称が変更された。通りには「80歳の誕生日おめでとう、ポール。リヴァプールから愛を込めて」という祝福の横断幕が掲げられている。またフォースリンロードにあるポールの幼少時代の家の近所にあるイーストプレスコットロードのビンゴホールは「マッカ・ビンゴ」に名称が変更された。

 街をあげての祝福はポールがヘッドライナーとして出演する26日の英国最大級の音楽フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」まで続く予定。ポールは16日に米ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフスタジアム公演で北米ツアー「ゴット・バック」を終えたばかり。同公演では〝ボス〟ことブルース・スプリングスティーンとボン・ジョヴィにいち早く誕生日の祝福を受けたばかりだった。

「サー」の称号を持つポールだが、リヴァプール市民のみならず「国宝」的存在として英国の誇りとされる。80歳を超えても元気であることを祈りつつ、2018年以来となる日本公演にも期待したいところだ。