元HKT48・宮脇咲良(24)は韓国の超人気グループ「BTS」の所属事務所「HYBE」を救う存在になれるか。BTSがソロ活動専念を表明すると同時に、同社の株価は一時約27%も下落。時価総額で2兆ウォン(約2000億円)も減少し、慌てた事務所がすぐさま活動休止を否定する騒ぎとなった。ただメンバーは兵役問題も抱えており、このままグループ活動を続けられないのは明白。そこで救世主として宮脇に白羽の矢が立っている。

 BTSは10日発売のアンソロジーアルバム「Proof」に関する活動を最後に、ソロ活動に専念することは見込み。メンバーのJIN(29)は来年1月初めまでに、SUGA(29)も来年3月をめどにそれぞれ兵役につかなければならないため、7人全員での活動は最低でも2年は厳しいとみられる。

 すでにJ―HOPE(28)が近日中にソロ・アルバムをリリースすると発表しているが、メンバーがソロでも大成功できるかは未知数だ。

「BTSの売り上げは圧倒的で、昨年はHYBE全体の70%近くを占めた。もちろんソロで活躍してきたメンバーもいるが、グループ活動休止を補うほどこれから稼げるかは悲観的に見られている」(韓国芸能界に精通する関係者)

 そんな中で期待されるのが、HYBE初のガールズグループとして5月2日にデビューした6人組「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」だ。

 元HKT48の宮脇咲良がSAKURAとして所属。デビューミニアルバム「FEARLESS」は、韓国の歴代ガールズグループの中で、初めてデビューアルバム発売初週に30万枚以上を売り上げた。

「アメリカを中心に世界的な人気を得たBTSといえども、世界2位の音楽市場を持つ日本を無視することはできない。歴史的にもK―POPグループは、まずは日本で成功することが大事になる。その点、すでに知名度のある宮脇が所属するLE SSERAFIMは有利。兵役の影響もないガールズグループだけに、期待は相当なものがある」(音楽関係者)

 HYBEにとっては、BTSの活動休止を見据えた上で始動させたグループだ。デビューからわずか19日後に、メンバーのキム・ガラム(16)が過去の〝いじめ騒動〟で活動休止に追い込まれたが、それを救いそうなのが宮脇だ。

「音楽番組でガラムを除いた5人体制でパフォーマンスしたが、完成度の高さに視聴者から驚きの声が続出。一連の騒動でバラバラになりそうなグループを、最年長の宮脇はまとめ役として奔走した。宮脇はアイドルとして10年以上のキャリアを持ち、スキャンダルも1度もない。競争の激しい48グループでバッシングも乗り越えており、人柄はメンバーとスタッフが絶賛し、信頼を寄せている」(前同)

 BTS損失を穴埋めが急務になるHYBE。今後は宮脇がグループと事務所を引っ張っていきそうだ。