テレビ朝日の玉川徹氏が14日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。中国・上海の新型コロナウイルス対策について考えを述べた。

 番組ではコロナ対策のロックダウンが解除された上海で、再びロックダウンの懸念が出ていることを伝えた。市民の約半分の1400万人を対象にPCR検査を実施。居住区内で感染者が出たら2週間の封鎖となるという。

 玉川氏は「ロックダウンなしだとどうなるのかっていうのをやってほしい。結果として社会実験という形になっている。原理的には感染した人だけを見つけて、その人がほかの人と接触しないことになれば感染は広がらないはず。これだけ頻繁に検査ができるのであれば、ロックダウンなしでどうなるのか試してほしい」と期待した。

 これができるのは中国だけだという。「中国政府はそういうことができる。ほかの民主的な国家とはそこが違う。やってみて結果としてロックダウン自体は大きな効果がなかったと分かり、経済を動かしながら検査体制を整えれば感染を抑えられるとなれば、いろんなところに福音になる」と意義を訴えた。

 玉川氏はコロナではない新種の感染症が発生した場合のことを想定。「新しい感染症が出ればワクチンもない、薬もないって状況から始めないといけない。頻繁な検査がどれくらい抑えるのに効果があるのか知りたい」と話した。