元俳優の高岡蒼佑(40)が12日、大阪・堺市の堺市産業振興センターで行われた「競拳21」で格闘技デビュー。ユーチューバーの「フォーカード」トミー(25)とのデビュー戦を勝利で飾った。

 会場を埋め尽くした観客がスマホを構える中、高岡は長渕剛の曲に乗せ、入場した。

 試合が始まると、前蹴りやパンチで様子をうかがいつつ、トミーのカウンターに冷静に対応。最終の3Rでは互いに間を詰め、パンチ、キック連打の激しい接近戦を展開。ダウンを奪ったものの、試合は判定に委ねられた。判定の末、3―0で高岡がデビュー戦を飾った。

 高岡は試合後、「思ったより練習とは違った。体力がないことを改めて感じた」とコメント。

 試合を通じ、人生で失敗してもやり直せるということを見せたかったとの思いを明かし、「こういう場を与えてもらって関係者の皆さまに感謝してます。ゼロからでも立ち上がって、自分の自由に思うまま、人生は一瞬しかない。こういう経験できて良かった。試合まで支えていただいた方に感謝してます。見ていただいた方にも感謝してます」と感謝。

 続けて、「日々の鍛錬をこれだけやったらできるということをかみしめながら、これを励みにやっていきます」と今後も格闘技を続ける意欲を示した。