お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(29)が、5日のGⅠ安田記念を的中させた。本命にした馬がことごとく敗れ、「粗品の呪い」と呼ばれてきたが、ついに払拭。自身のユーチューブで「生涯収支マイナス1億円君」(マイ億君)と自虐するだけに、ここから大金ゲットし視聴者と一緒に喜びたいところ。ただネックもある。〝じゃいの破産〟だ。これを受けて公に高額的中報告をしないよう厳命されているというが、そんなことなどお構いなしに突き進む勢いだ。

 粗品はこれまでユーチューブチャンネルで競馬の予想をしてきたが、本命にした馬がことごとく馬券外に飛んだ。

 ネット上では「粗品の呪い」と呼ばれ、粗品を〝逆神〟として馬券に活かすファンも続出。GⅠレース後、ツイッター上では「粗品の呪い」がトレンド入りする現象まで起きていた。

 連敗続きの中、5日の安田記念で本命に推したソングラインが見事に1着となり、「呪いが解けた!」とこれまで以上に大きな話題となった。

 4月29日に行われた競馬の祭典・日本ダービーでは、本命馬に推したダノンベルーガの単勝に「99万9900円」をブチ込んで外していた。それだけに「いったい、いくら儲けたのか?」と騒然となったが、6日に「昨日の安田記念100円馬券事件について【競馬警察】」と題した動画を公開。なんと購入金額は100円だったことを明かした。

 カメラに向かってソングラインを軸にした馬連100円×5点の計500円を購入した馬券を見せ、17・4倍の的中を報告。わずか1740円をゲットしたのみで、「本当に金がなかった」と釈明しながらも「10万円買ってたら170万円だったのに! こういう時だけ何で100円やねん!って」と悔しさをにじませた。

 粗品はユーチューブで「生涯収支マイナス1億円君(マイ億君)」として、競馬などで億超えの大金を失ってきたとしている。呪いを払拭し、これから100万、1000万円超えの高額払い戻しを視聴者に見せていくことを目指していたが…。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃいが5日、自身のユーチューブで〝競馬破産〟を告白するという思わぬことが起きた。

「じゃいは競馬で何度も高額馬券をゲットしてきたが、税務署から巨額な追徴課税を請求され、『破産しました』と告白。これに競馬を愛するタレントや芸人は大騒ぎしていて、これからは高額的中してもテレビやユーチューブなどで公表することはできなくなったと、頭を抱えているんですよ」(芸能プロマネジャー)

 粗品も6日の動画で、「じゃいさんも税金系の動画を上げたりして、今何かと話題なのですが」と言及。当然ながら税金問題は所属する吉本興業も把握しており、取材によれば「たとえ高額払い戻しを受けても、絶対にユーチューブなどで公言しないように!」と厳命されているという。

 そんな状況にもかかわらず、めげない粗品は8日、ユーチューブで「トリプル馬単キャリーオーバー君」に扮して動画を投稿。大井競馬、門別競馬の後半3レースの馬単を当てる「トリプル馬単」に挑戦。数千万の高額払い戻しを目指して、約170万円分の予想を披露するも、的中はならなかった。

 現時点で実際に買ったかは不明ながら、動画のコメント欄では「このタイミングでトリプル馬単買うのはほぼ税務職員への挑戦なのに臆することなく高額投資で高額的中狙っていくスタイル好き」とギャンブラーとしての姿勢を絶賛する一方、「ネットで買うと購入金額のごまかし効かないのに自ら破滅に向かってて草」と心配する声も上がっていた。

 今後について「安心安全な競馬生活をできるように精進してまいります」と宣言してはいるが、臆することなく〝超高額的中報告〟をする可能性は十分にありそうだ。