歌手の氷川きよしが6日、東京・明治座で座長公演「氷川きよし特別公演」(7月4日まで)の舞台を公開した。

 第一部では「ケイト・シモンの舞踏会」と題し、氷川の演じる若者・子門慧音が18世紀フランスにタイムスリップし、激動の時代を生きる人々との交流を経て成長していく物語になっている。この舞台で氷川はジャンヌダルクや、マリーアントワネット風の豪華ドレスなど様々な衣装でファンを魅了した。

 第二部の歌唱ショーでは新曲「群青の弦(いと)」やデビュー曲「箱根八里の半次郎」など14曲を熱唱した氷川。今回の衣装の中で、お気に入りはマリーアントワネット風のドレスで「上品で品のあるドレス。あれは好きですね。アクセサリーもオリジナルで作ってドレスに合わせた」と話した。

 それでも「役柄的に等身大でできる」というのは、メイド服を着た老婆役。舞台上では意地悪ばあさんのような雰囲気を醸し出し、共演者にダメ出しをしていくのだが、氷川は「あれはどんどんセリフが出てきて、すごく面白くなっていく。やりすぎると時間が無くなっちゃうくらい」と笑わせた。