「カトパン」こと、フリーアナウンサーの加藤綾子(37)が6日、初めて結婚記念日を迎えた。メインキャスターを務める平日夕のフジテレビ系「イット!」は、9月いっぱいでの卒業を発表したばかり。自身のキャスター業は苦戦したが、内助の功で夫の事業の急成長に貢献したという。

 加藤アナは1年前の昨年6月6日、スーパーマーケットチェーン「ロピア」(川崎市)社長と結婚した。

 仕事面では所属事務所が今月3日、メインキャスターを務める平日夕のフジ系「イット!」を9月いっぱいで卒業すると発表。事務所は、加藤アナが家族との時間をより大切にしたいとの思いがあったと説明した。他の仕事も受けず、9月以降は一時休業する。

 身辺整理もしていた。加藤アナは4月6日放送のフジ系「ホンマでっか!?TV」で番組を卒業。本人は番組内で「もし、妊娠とかした時に『ホンマでっか』だと、さんまさんの隣って酸素が薄いんですね」と、MCの明石家さんまをイジりつつ、妊活を示唆していた。

 番組卒業&一時休業はタイミングが最適だったようだ。

「イット!」は世帯平均視聴率が3~4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、他局のライバル番組に差をつけられている。

 数字が加藤アナの高額ギャラと見合っておらず、コスパ重視のフジの金光修社長ら経営陣に目をつけられ、メインキャスターの交代は時間の問題だった。

 一方で加藤アナは、内助の功で夫の事業の急成長に貢献したという。

 ロピアは売上高が10年以上にわたり一度も前年割れすることなく、右肩上がりで成長中。売上高は、昨年2月期の2068億円から今年2月期には2469億円と、前年同期比で19・4%増だった。

 市場関係者が「ロピアは首都圏の小売業で屈指の売上高伸び率をたたき出しています」と指摘。フジ関係者は「カトパンは重責を担うキャスターのかたわら、料理をはじめとした家事もこなして夫をサポート。結婚後初めて迎えた今期決算で前年同期比増となり、ホッとしたそうです」と補足した。

 フジ上層部による「イット!」メインキャスター交代と、加藤アナの家庭重視の考えが一致して、このタイミングでの番組卒業&一時休業となったようだ。

 ただ、夫の事業には懸念もある。

「小売業は各社、再編の動きが加速していて、ロピアがどこまで対抗できるか不透明」(前出市場関係者)

 加藤アナは妊活を見据えながら、これからも夫を支え、時機をみて少しずつ仕事復帰していくことになりそうだ。