タレントのヒロミ(57)が5日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。小学校であだ名を呼ぶことを禁止し、〝さん付け〟で呼び合うように指導が行われていることに私見を述べた。

 番組では、児童同士があだ名や呼び捨てを禁止し、〟さん付け〟指導を行う背景について、いじめ防止と報道。「あだ名で嫌な思いをするくらないなら〝さん付け〟がいい」「○○さんと呼ぶと、その後にとがった言葉を使いにくいので、いじめ抑制になる」と賛同する声がある一方で、「円滑なコミュニケーションが取れない」「〝さん付け〟ではいじめの根本的な解決になっていない」と反対の意見も紹介した。

 ヒロミは「俺は本当に申し訳ないけど、『さん付け』で人を言えないというか、そういう病気なんです」と素直に告白。「大人になっても、俺は『さん付け』で呼ぶ人とか敬語を使っている人ってすごい距離がある人で…」とした上で「本当に反省しています」と苦笑いした。
 
「あだ名で子供の時に、嫌なあだ名つけられて嫌な思いしたって本当に分かる」と〝さん付け〟に理解を示しつつも「でも『さん付け』にしたから、いじめがなくなるわけではないから」と指摘。それでも「〝さん付け〟にした後に強い言葉を言わないなって、たしかにそうだな」と一定の理解を示した。

 呼び捨てにする芸風については「後輩でも何でも俺の周りにいる人たちが呼び捨てにされるのを望んでいる。『おい!』とか『お前!』とかさ。そういう扱いをされたい人たちみたいなのがいるんだよ」と話すと、MCの東野幸治は「我々は別に糾弾しているわけじゃないですよ」とフォローした。