お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武(60)が3日、東京・上野の森美術館で個展「木梨憲武展 Timing―瞬間の光り―」(4~26日まで)の報道向け内覧会を行った。

 2018年から始まった個展が、東京で開催。今回の会場ではAR(拡張現実)技術を利用し、木梨がVR空間に描いた幹に、鑑賞者が花を咲かせる参加型の3Dデジタルアートなども展示されている。

 AR技術を駆使した作品について、木梨は「自分で描いたものをスマホで飛ばして、皆で作るもの。今の時代のアート作品もスタンバイしていて、新しい試みもしている」と説明した。

 個展開催にあたっては「上野は2年間、コロナ禍で延びて、地方の美術館に行かせていただいて。新たに描いたものをプラスした展覧会になった。悲しいテーマはあまりないので、何か感じ取っていただいて、皆さんの明日に向かっていけたら」と明るく語った。

 また、他の作品について問われると「ボンド、はさみ、段ボールなどで、朝、ジジイの早起きを利用して作った作品がある。誰でも作れるので、真似していただけたら」と冗談で笑わせた。