今夏の参院選に東京選挙区から無所属で出馬を表明している乙武洋匡氏(46)が2日、東京・両国駅周辺で出馬あいさつを行った。

 乙武氏はボランティアスタッフとともに「国政に挑戦します」と通行人に呼びかけた。また通行人から写真撮影を求められるなど知名度は健在。両国という土地柄、力士とも交流する場面も見られた。

 活動を終え、両国の印象を聞かれると乙武氏は「他の街に比べて長くお話しをしてくださる方が多いなという感触。10分程、話した方もいて思いを伝えてくれる人が多かったのが印象的だった」と述べた。

 続けて「私自身がなぜ政治の世界を志したか。そうした方々の声をお聞きしてそれを大きく伝えていくことをやっていきたいと思っている。選挙活動では可能な限り声を聞いていきたい」と人柄がにじみ出るコメントを残した。

 報道陣から「うっちゃりたいものは?」と問われると「不公平な社会ですね」と答えた。