好角家のデーモン閣下が1日、自身のブログを更新。5月29日に行われた元関脇安美錦(安治川親方)の引退相撲〝欠席〟の理由を明かした。

 まげにハサミを入れる断髪式で名前が呼ばれながらデーモン閣下が姿を見せなかったことから臆測を呼び、ファンから心配する声が寄せられたという。デーモン閣下は前日28日の元関脇豊ノ島(井筒親方)の断髪式にも出席予定だったが、27日あたりに微熱が生じ「マスクも出来ない吾輩であり、こんな時世であるからして、方々に迷惑をかけてはいけないと判断欠席を決めた」と説明。「大変残念ではあるが両者に不義理を働いてしまったと、この場を借りて謝罪をしたい」とつづった。

 発熱症状のため急きょ欠席を決めたデーモン閣下は、関係者に連絡を取り出席名簿から名前を抹消してもらうよう依頼したが、安美錦の引退相撲では伝達がうまくいかずリストに残ったまま。そのため、断髪式で「欠席したデーモン閣下の名前が呼ばれた」のが真相だった。

 ちなみにPCR検査の結果は陰性で31日には体調も回復。ファンに「心配してくれていた諸君、安心されたし」としながら「よりによって引退相撲の2日間だけ安静を余儀なくされてしまったわけだ」と悔しさをにじませている。

 苦難の選択をしたデーモン閣下は「今度ご両親方に見ゆる機会が合ったら陳謝する所存であり、また、両・新親方の今後の大相撲界での『年寄』としての活躍は深く念じている」とエールを送り、ファンに向けて「こんな吾輩が言うのも何だが、季節の変わり目、諸君も体調管理に十分留意をしてくれ給へ」と体調管理への注意を呼び掛けた。