元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が24日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。訪日しているバイデン米大統領の巧みさに言及した。
 
 番組ではバイデン米大統領が日本の常任理事国入りを支持する発言をしたことなどを伝えた。菊間氏は「常任理事国の話も米国が支持したところで世界中の国が賛同しないと入れないし、中国や韓国が反対すると考えると難しいとは思う」と指摘。
 

 その上で、「米国がこういう形で支持するとか、G7の(岸田首相の地元)広島開催を喜ぶとか、天皇陛下とまず会って、拉致被害者のご家族とも会ってとか、日本人がちょっと感情を揺さぶられるところをきちっと押さえていらっしゃる」とバイデン米大統領の配慮に感心した。

 
 その狙いについても分析。「日本人が今回のウクライナに対する米国の対応のなかで、『果たして日本が攻められたときに米国は本当に助けてくれるんだろうか』と不安なところを払拭していくことも今回の訪日にはあるのかなあと。そのあたりは成功している」と菊間氏は見解を述べていた。