歌手・藤井香愛(33)が22日、東京・中野区のなかのZERO小ホールで「藤井香愛 コンサート ~中野より愛を込めて~ 第二章」を開催した。

 藤井はデビュー4年目だが、過去にはギャル雑誌「egg」のモデル、プロ野球・ヤクルトスワローズ公認のアーティスト「DDS」「DAD’S」で活動するなど異色の経歴を持つ。コンサートでは、今年発売の新曲「一夜桃色」をはじめ、昭和アイドルの歌も披露した。

 藤井は地元が中野で、現在も中野在住とあって“中野愛”は強い。中野のおすすめの場所を聞くと「駅前の飲み屋さん、いいところがいっぱいあるんですよ」とニッコリ。目標は「中野サンプラザでのコンサートですね」と掲げた。

 ルックス、スタイル抜群の藤井は、新曲「一夜桃色」がオリコンの演歌歌謡曲部門で初登場1位を記録するなど、人気急上昇中だが、ほかにも“意外な経歴”があった。

「カラオケのガイドボーカルを100曲以上も担当していたんです」(音楽関係者)

 通常のカラオケは白地の歌詞が画面に表示されるだけだが、ガイドボーカルを利用することによって、より上手に歌うことができる。「知らず知らずのうちに藤井とデュエットしていた人もいるのでは」(同関係者)

 藤井によると、ガイドボーカルの仕事が現在の活動にプラスに働いた面もある。

「ガイドボーカルをしていたこともあって、私は曲のメロディーを覚えるのがめっちゃ早いんですよ」

 いろいろな仕事を経験し、紆余曲折を経てデビューしただけに「歌にかける思いは本当に強い。一生歌手として生きていきたいと思っている」とキッパリ言い切った。