元衆議院議員の金子恵美氏(44)が22日放送の「サンデージャポン」(TBS)にVTR出演し山口県阿武町の「4630万円誤送金問題」について「返さない彼は悪いけど、もともとこうなったのは町の体制」と指摘した。

 金子氏はサンジャポベテランジャーナリストの取材に応じ、地方交付税に大きく依存する阿武町の財政が脆弱であることに言及。「町の中だけで自立できているわけではないということは、(地方交付税という形で)全国民の税金が関わっている。もう少し公金を扱う意識があればチェック機能が働いていい」と厳しい。

 さらに銀行へのデータ提出にフロッピーディスクを同町が使用していたことにも「時代遅れのシステムを使い続ける状況がヒューマンエラーを生み出す要因の1つ」と金子氏。「(これまでうまくいっていたからいいではなくて)やはりそれではいけなくて、今後、ほかの給付金もあると思うので、そういうシステム投資をしていなくてはいけないと教訓になればいいと思います」と提言した。