20日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)で、WHO(世界保健機関)総会での台湾の〝取り扱い〟について議論した。

 番組では、在米中国大使館WEBサイトによると、米・ブリンケン国務長官がWHO(世界保健機関)の総会に台湾をオブザーバーとして招くことを求めたのに対し、中国外務省の趙立堅報道官が19日の記者会見で「私たちは断固として米国の発表に反対だ。WHO総会を口実に台湾に関する問題を騒ぎ立てるのをやめるべきだ」と反発したことを紹介した。

 これに対し、ロイター通信によると、台湾外交部は今月22~28日のWHO年次総会にWHOからオブザーバー参加への招待がなかったとして「不満と遺憾の意」を表明した。台湾側は「WHOへの参加が認められなければ、新型コロナ対策への取り組みが阻害される。WHOは中立的・専門的な立場を維持せず、台湾が参加する必要性と緊急性を繰り返し、無視している」と主張しているという。

 風間氏は「中国は国際条理から台湾を排除する、姿を消させるというのを国策としてずっとやっていますから、WHO総会に参加させないというのはそうなのかなとは思う。だけど今回のやつに限らず、米国の国務長官の声明に対し、中国の外務省の役人の報道官が〝騒ぐな〟という言い方というは本当に失礼千万だよと僕は思うんです。意思決定に関わっている人ではないんで、できるだけ新聞の見出しになるような言い方をしようという意識なのかなと思ってしまう」と批判した。

 番組MCの俳優・谷原章介は「政治的立場の違いというのはわかるんですが、健康に関しては別では?という気がする」と話をお笑いコンビ「メイプル超合金」カズレーザーに向けた。

「一つの中国という建前で中国は発言されているとは思うが、コロナの影響下においてのWHO総会というのは今までの会合とは重みが違う。そもそも中国と台湾でコロナに対する対処がこんなに違うんだから、今までのようなやり方でいいのかなとは思う」と米国側の意向を支持した。

 谷原は「WHOに一番拠出しているのは中国。その影響があるのかもしれません」とまとめていた。