歌謡コーラスグループ・純烈の「君を奪い去りたい」(6月8日発売)のCタイプジャケットを、「北斗の拳」や「花の慶次-雲のかなたに-」などの大ヒット作で知られる漫画家・原哲夫氏の描き下ろしのイラストであることが19日、分かった。

 白川裕二郎がケンシロウ、酒井一圭がラオウ、小田井涼平がトキ、後上翔太がジャギという順番で「北斗の拳」の主要キャラクターにあてて描かれている。

 原氏に熱烈オファーをしたリーダーの酒井は「北斗の拳は幼いころから親しんだ憧れの漫画です。白川がケンシロウに、小田井がトキ、後上がジャギに、ふとした瞬間映ることがありました。素晴らしい出来栄えに『ひでぶ!』ですよ! 無茶なオファーにご快諾いただき本当に感謝です」と興奮気味だ。

 さらに、事務所ホームページのプロフィールに「好きな漫画家・原哲夫」と書き続けているリードボーカル・白川は「小さなころは身体が小さくてヒョロヒョロの自分が『北斗の拳』に出会い、ケンシロウのように強く、筋骨隆々な身体になりたいと思ったあのころ。今は亡き親父と一緒に歌った『ユリア…永遠に』をカセットテープに吹き込み、親父も一緒になって見てくれた北斗の拳。小学校の卒業文集で将来は北斗の拳になりたいと書いたあのころから30年以上が経ち、本当に夢が叶うとは…。原哲夫先生、スタッフの皆様! 本当にありがとうございます!」と感動を伝えた。

 また、酒井と古くからの交流があり、前作のMVに出演した芸人・チャンス大城に仲介され、オファーを受けた原氏は「チャンスのせいで純烈さんと繋がってしまい、メンバーの絵を描くハメになりました。だがいいチャンスなので、メンバーを北斗神拳伝承者に昇華させてみました。これでこのメンバーが揃うのも最後なので、現純烈これにて昇天!」とコメントを寄せた。

 なお、同ジャケットは5月23日~6月5日の間、JR東海「推し旅UPDATE」キャンペーンとタッグを組んだ特別イベントの告知として、東京駅八重洲南北通路、名古屋駅中央コンコース、新大阪駅新幹線改札内の連続多面型デジタルサイネージにも登場する。