俳優・藤原竜也(40)、石丸幹二(56)、向井理(40)らが17日、都内で舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」(TBS赤坂ACTシアターで、本公演は7月8日開幕)の製作発表会見に出席した。

 舞台はロンドン、ニューヨークなどで上演。東京公演はアジア初で、世界では7番目の上演となる。
 ハリー・ポッターの19年後の新たなストーリーで、子を持つ父親になったハリー・ポッター役を、藤原、石丸、向井が演じる。

 藤原は「(稽古は)4月の頭から始まって、ありがたく優秀なスタッフに導かれ、日本人キャストは必死にしがみついたひと月でした。開幕までもうひと月時間が残っていますので、チームが理想とするハリー・ポッターを完成させるため、全員で走りながらやっていけたらと思います」と意気込んだ。

 さらに「日本の演劇界にとって、このハリーポッターが光を入れられたらと思います」と力を込めた。

 また役柄について問われると、石丸は「台本を見た時、ハリーも大人になっていて。こんな現実的なことが起きるんだなと。たとえば、思春期の子供と向き合えないお父さん。演じるのも一筋縄ではないですね」と話した。

 稽古を振り返り、向井は「1か月以上の稽古期間を経て、劇場入りしました。稽古期間はいくらあっても足りないくらい。公演が始まる前に、これだけ絆が深まっていることは経験したことがないですね」としみじみと語った。