お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=57、田中裕二=57)が15日放送の「サンデージャポン」(TBS)で11日に61歳で他界した上島竜兵さんの「ダチョウ倶楽部」と「爆笑問題」の関係性について語った。

 爆笑は元々、太田プロ所属でダチョウ倶楽部の後輩としてキャリアをスタートさせた。

 ダチョウ倶楽部は元々4人組だったが、方向性の違いで南部虎弾が脱退。太田は「方向性の違いで(3人組になって)。その後、南部さんがサソリをくわえてて、上島さんがザリガニをくわえてた。方向性の違いとはこういうことなんだ、と。ま、そんな先輩でした」と笑わせる。

 上島さんとのキスについて田中は「うれしかったのよ。俺をキスの相手に選んでくれたことが」とうれしそうに話す。

 太田プロ時代はダチョウ、爆笑はライバル関係。「お互い悪口言い合ってたし、ほとんど話したこともなかった。その後、俺たちが干されて(独立して)また、共演できるようになった時に本当にうれしかったし、そこから話せるようになった」(太田)。

 また「まだ、何日も経ってないし、日本中がふってわいたような(悲しみに)あっている。受け入れないのが当たり前だし、とにかく時間をかけて慣れるしかないし」と太田は切り出す。

「こう言っちゃなんだけど、いま生きている人が大事だし。コロナで息止めるように生活していて、ちょっとは良くなるかと思ったら、思ったら戦争が始まって。俺は無責任だけど、そのうち何とかなるだろうと思ってるから。まあ、一番大事にするべきなのは自分だからね」と悲しんでいるファンや関係者にメッセージを送る。

 ダチョウ・肥後が「みなさんでツッコんでやってください」とメッセージを送ったことには、太田は「そりゃそうですよ。芸人は先に死んだやつは負けですからね。それは何言われても、どういじられてもしょうがない。死んじゃってるんですから、それが嫌で(芸人は)みんな生きているんですから」と必要以上に湿っぽくならないように、悲しみを笑いに変える〝芸人としての生き方〟を示すことで、上島さんを追悼した。

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