今年デビュー45周年を迎えたフォークシンガー・松山千春(66)が12日、都内で「松山千春コンサートツアー2022春」の東京公演を開催した。

 ツアーは15会場で開催され、東京公演は13日にも行われる。楽曲「大空と大地の中で」などを披露した。

 公演のスタート前から、観客席からは大きな拍手が送られた。

 コロナ禍での公演について松山は「コンサートをやるにあたって、いろんな規制があって。皆マスクを着用する。それから、声援。『千春!』っていう気持ちはわかる。飛沫感染…」と言い「気をつけろよ、お前たち!」と呼びかけた。

 また、公演の前半には、ウクライナ出身の歌手のカテリーナさんが、ゲストとして登場。

 現在のウクライナ情勢について、松山は「ウクライナの方たちは、今も逃げ惑う生活をされているのかもしれない。日本人は何もしてあげられないもどかしさがあるんですけど」と言って、カテリーナさんをステージに呼び込んだ。

 カテリーナさんは、故郷の民族楽器「バンドゥーラ」で、ウクライナの国歌などを演奏した。