女優の小林聡美(56)が10日に都内で行われた主演映画「ツユクサ」の大ヒット御礼舞台挨拶に登場した。

 映画の泥酔するシーンにちなんで、普段から飲酒をするのかを聞かれた小林は「それはですね。飲みたい飲みたいと思ってこの年まで来ましたけれども、なかなかお酒の方が私に馴染んでくれなくて」と、実はお酒が飲めないとのこと。

 その下戸っぷりもかなりものだ。「体調が良いときは、コップに1cm? 2cmくらいは(飲める)」とのほどで、飲むと「すごい陰気になります。ぐったりなる」という。

 だが、酔っぱらう芝居は、さすが女優だった。共演した落語家の瀧川鯉昇(69)によれば「ものすごいかわいい酔っぱらい」だったとのこと。女優の鈴木聖奈(35)も「小林さんが酔っぱらうシーンが大好き」と語り、平山秀幸監督(71)も小林のお芝居で特に印象に残っているシーンに挙げた。

「普段お酒を飲まないので泥酔したこともない」というほどの小林が泥酔シーンを演じられた理由は「長い人生の間でいろんな泥酔した方を観察させて頂いて、ちょっといろんなエキスを頂きました」と明かす。「泥酔した人になるのは楽しかったです」と振り返った。

 飲酒については「でも、まあ還暦ぐらいまでには飲めるようになりたいと思って、ちょっとずつ訓練はしてます」と、密かな計画を語った。