木村文乃(34)主演で2020年10月期の大ヒットドラマ「七人の秘書」(テレビ朝日系)が映画化され、10月7日に公開されることが先月26日、発表された。

 ここで気になるのは、1999年から続いている女優・沢口靖子(56)主演の同局系ドラマ「科捜研の女」。京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)が事件の真相解明に挑む人気シリーズだが、4月7日に最終回を迎えた21シーズン目での「打ち切り」が週刊誌などで報じられてきた。

 いまだテレ朝からは否定も肯定の発信もなし。ただ「シーズン21」の最終回で、マリコをはじめ土門刑事(内藤剛志)、日野所長(斉藤暁)や宇佐見(風間トオル)ら科捜研の仲間たちが屋上に集合。マリコへの感謝を語っていくシーンがあり、土門刑事にいたっては23年前の出会いまで回顧。マリコは「みんながいてくれるから、ここまで来られた」「今まで本当にありがとう」と感謝。今までにはない展開に、視聴者からも「本当の終わっちゃうのか…」と心配する声があふれた。

 昨今のテレビ局はスポンサーの意向もあり、広告的価値の高い現役世代の視聴率を重視。テレ朝の局内からも視聴者の年齢層が高い「科捜研」を終了させ、若返りを図る意向が漏れ伝わる。

「『七人の秘書』は、世帯平均視聴率は14・5%を記録した大ヒットドラマで、10月公開の劇場版は続編ドラマを見越してのプロジェクト。看板ドラマシリーズに育てるようです。一方『科捜研の女』は、京都での撮影で出演者の移動費や滞在費が問題視されている。シリーズ化はひとまず区切りをつけ、スペシャルなど単発での放送されるようになるのでは」(制作会社スタッフ)

 21シーズンの最終回は「23年の集大成」とうたわれていたものの、「最終回」と明言はされておらず、番組の公式ツイッターも「またいつかお会いできる事を願ってます」と発信。科捜研のファンは「終わるの? 続くの?」と不安な日々は続きそうだ。