
26日放送された日本テレビ系情報番組「スッキリ」で、若者に広がる映像作品の「ネタバレ視聴」が取り上げられ、MCのタレント加藤浩次が疑問を呈した。
番組では、ドラマや映画の結末などを知った上で見るネタバレ視聴について「あり」が24人、「なし」が25人という調査結果が示された。主な理由は①時間・費用の節約②心を乱されたくない③知っていた方が楽しめる――の3点。
街頭インタビューやスタジオ出演者の話に、加藤は「エエッ」と驚いた様子。「テレビで言う気はないけど、『シックス・センス』、あれ結末聞いたらアウトでしょ」と大ヒットしたミステリー映画を例に挙げた。
若者への街頭インタビューでは「結末聞いて面白くなければ、見なくていいなって」「面白くないやつだとお金払って映画館で見たくない」という声も。こうした若者について「コスパが悪いことをすごく嫌がる」と識者は指摘した。
加藤は「『面白くないやつ(は見ない)』と言っていたけど、『面白くない』と思っているのは自分だということに気づいた方がいいですよ」として、こう続けた。
「自分は何でこれが面白くないと思うんだろうとか、他の人は面白いと言って、自分の理解力が足りなくて、自分の勉強不足で、それが面白いと思ってない可能性もあるじゃないですか」
さらに若者の「承認欲求」にも言及。「SNSの中って承認欲求軍団ばっかじゃないですか。ただの承認欲求軍団の集まりの中で…」と言ったところで、出演者から「そんなことないですよ」との声も。
加藤は「僕はやってないんで勝手な偏見を持ってるんですけれど」と前置きし、「自分が見た映画を先に言いたい。いっぱい数を見ておきたい。結末を知って『あ~知ってる、知ってる。見た、見た』って言いたい。僕は100本、200本、1000本見たよって言いたい。この気持ちも入ってませんか?」と訴えた。
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