キャスターの安藤優子氏(63)が、24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午後10時)に出演。ウクライナ支援で日本にあるウクライナ大使館に折り鶴を送る活動が報じられ、本国に折り鶴を送る是非まで議論されていることについてコメントした。

 番組では東日本大震災の際に、扱いに困った支援物資として千羽鶴や応援メッセージや寄せ書きなども紹介された。

 安藤氏は「折り鶴を折って差し上げたいという気持ちはとても尊いと思う」とした上で「だけど、それが本当の支援になるかといったら全く別の問題。被災地などいろんなところに行って取材をしていて、送られてくるものが、善意という名の下の『えっ、これ断捨離じゃないの?』っていうものもけっこうあった。顔が取れちゃったぬいぐるみとか、壊れたおもちゃとか」と明かした。

 インフラが復旧していない震災直後に送られる「生米」も、状況によって不必要な存在になるといい、「今何が本当に必要かは、よくよく想像力を働かせないと、人にものを押しつけているのかもしれないっていうことをやっぱり考えた方がいいと、痛切に感じました」と経験を元に語った。