お笑い芸人の西川きよし(75)、お笑いコンビ「千鳥」(ノブ=42、大悟=42)、「ダイアン」(ユースケ=45、津田=45)が20日、東京・新宿区の東京吉本本社で行われた「吉本興業110周年感謝祭 西川きよしのコツコツ全国ツアー」(6月25日開幕)発表記者会見に登場した。

 今年4月1日に創業110周年を迎えた吉本興行が西川を始めとした、ベテラン芸人たちによる全国ツアーを開催する。各ツアーには吉本が誇る芸人たちや、他事務所からのスペシャルゲストも参加する。

 司会は4月に吉本所属となった元フジテレビアナウンサーの久代萌美(32)とお笑い芸人の陣内智則(48)が務めた。ツアーへの思いを聞かれた西川は「新喜劇に入った時は通行人Aの役でした。60年近く吉本にお世話になってます」とコツコツ積み上げたキャリアを振り返る。

 千鳥・ノブは「吉本の芸人はみんな師匠の子供みたいなものです」と尊敬の念を示した。

 その後は千鳥やダイアンが〝きよし師匠の天然キャラエピソード〟を展開。千鳥・大悟は「お昼の生放送を終わって、師匠が『しゃぶしゃぶ食べに行こう』と連れて行ってもらった店が焼肉屋だった」と笑わせる。

 ダイアン・ユースケは「師匠は優しい。僕らのネタをほめてくれる。いつも『あの単車のネタ面白かったからまたやってや』と。でも師匠、僕ら単車のネタ1つも持ってないんです」と会場を沸かせた。

 6月25日に東京・有楽町よみうりホールで行われる東京公演には「爆笑問題」がスペシャルゲストとして登場。西川は「昔で言えばトリオ・スカイラインやWけんじに出ていただくような感覚。すごくありがたいです」と感謝した。この東京公演を皮切りに2023年の大阪・なんばグランド花月のフィナーレまで全国8か所で開催される。