
国際政治学者の三浦瑠麗氏が19日、「めざまし8」(フジテレビ)に出演し、大手牛丼チェーン吉野家の常務取締役の「生娘をシャブ漬け戦略」発言に私見を述べた。
これは16日に早稲田大学主催の社会人向けに開かれた「デジタル時代のマーケティング総合講座」で担当講師として登壇した伊東正明常務取締役の発言。「生娘をシャブ漬け戦略」と発言した上で「田舎から出てきた右も左もわからない若い女の子を牛丼中毒にする。男に高い飯をおごってもらえるようになれば絶対に(牛丼を)食べない」などと話したという。
フジテレビの取材に対して吉野屋は伊東常務の発言をおおむね認めた.吉野屋は18日に謝罪し、また19日に都内で予定していたタレントの藤田二コル参加の新CM発表会見を急きょ中止した。
この発言に三浦氏は「女性が男性にご飯をおごってもらうということに関しては、確かにおごってもらう率というのは高いのかもしれない。でも彼の言い方からして、女性が利得狙いで行動してるみたい。それってごく一部の彼がたまたま当たった状況なのかもしれないけれど。若い女性という自分が理解できないセグメントに訴求しようとするときにそういう言葉しか出てこないというのはマーケッターとしてどうかと思う」と話した。
続けて「二コルさんが本当に可哀そうだと思うのは、やっぱり若い女性だから。そういう風にちょっとバカな存在として吉野屋の常務に見られているというイメージがついてしまうと困る」と気にかけていた。
司会の谷原章介も「同時に吉野家のお客さんのことも軽視している。大手の他のハンバーガーチェーン店の場合というのは子供の頃から味を覚えてもらって大人になってもファンになってもらおうと。発言してることは一緒なんだと思うんです。ただちょっと表現があまりに稚拙と言いますか」と話した。
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