デビュー36年目の演歌歌手・坂本冬美(55)が5月25日にシングル「酔中花」をリリースする。最近は歌手としてだけではなく、ユーチューバーとしても存在感を見せている。

 2020年11月に発売したシングル「ブッダのように私は死んだ」(桑田佳祐作詞作曲)から約1年半ぶりとなる新曲。本格的な演歌となると、19年の「俺でいいのか」以来、約3年ぶりだ。5月14日からデジタル先行配信する。

 坂本は「愛してはいけない人を愛してしまった女性の心を描いた作品です。本当は一緒にいたいけど、これ以上を求めてはいけない。儚(はかな)くて切ない女性像を歌っています」とコメントした。

 コロナ禍でなかなかコンサートが開けない中で、坂本はユーチューブをスタート。公式チャンネル「冬美チャンネル」の登録者数は10万人を突破した。

「コロナ禍でユーチューブを始めた演歌歌手は多いですが、その中でも登録者数が10万人を超えたのは、小林幸子さんなど数えるほどしかいない」(音楽関係者)

「冬美チャンネル」はかなり“手作り感”のある動画が多いのだが、そこも人気の秘密とか。前出関係者は「坂本さんがセーラー服姿になったことなどが大きな話題となったので、演歌ファン以外の人も登録したようだ」と分析した。

 動画をアップするたびに反響はどんどん大きくなっているという。まだまだ登録者数は増えそうだ。