俳優・香取慎吾(45)の3年ぶりとなる主演映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」(市井昌秀監督)が9月公開されることが12日、発表された。

 同作は市井監督が香取に当て書きしたオリジナル脚本。ヒロインには注目度急上昇中の女優・岸井ゆきの(30)を迎えた。

 映画は結婚4年目を迎える、香取演じる夫・田村裕二郎と岸井演じる妻・日和(ひより)の物語。表向きは「仲良し夫婦」の2人だったが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに小さな〝すれ違い〟が次第に明らかになっていく。

「大切な人との関係性を見つめ直す」「情けない、だらしない、ダメな香取慎吾」をテーマにし、崩れかけたメロドラマの中で、ユーモアと狂気は紙一重だということを見たものに気付かせる。誰もが痛感し、共感する絶妙のコメディーに仕上がっている。ちなみにタイトルにある「チャーリー」とは劇中に登場するペットのフクロウのことだという。

 香取は「また映画に出演させてもらえて、とてもうれしいです。初めて市井監督の映画に参加しました。初めて岸井ゆきのさんと共演させてもらいました。笑顔のはじめましてが絡み合いながら、SNS『旦那デスノート』にもがく裕次郎を演じました。恐怖の連続でした! 自分の知らないところで、自分の知っている人が、自分の事を晒している! コメディーです。コメディーだけど、泣けるんです。いい意味で。。」と3年ぶりの主演作品について思いを明かす。

 岸井は「隣にいる相手が、幼少期から拝見している香取慎吾さんだなんて、身の引き締まる思い。毎日が優しい光であふれて、香取さんと楽しくお話させていただいている時間は、自分でも不思議でSFみたいで、市井監督と現実的な会話で構築していく物語はファンタジーで。皆様がこの映画をどう感じるのか…私も楽しみにしています!」とコメントを寄せた。