NHK大阪放送局の局長定例会見が7日、大阪市の同局で行われた。

 同局制作の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は8日放送で最終回を迎える。

 番組統括の堀之内礼次郎チーフプロデューサー(CP)は「100年を描くという大変な挑戦だった」と回顧。「『日常のありがたさ』が失われつつある世の中だからこそ、カムカムエヴリバディでは日常を大切にした。一日一日が積み重なって100年ができるというメッセージが多くの方に届いて感動していただけたのではないか」と総括した。

 最終回に向けては「視聴者のみなさんが、あれはどうなっていると思っていたようなことが、次々と明かされていく。情報量多いです」と、怒とうの〝伏線回収〟を示唆した。

 一方で、この日の放送ではドラマのナレーションを務め、かねて出演が噂されていた俳優の城田優(36)が登場した。

 城田をめぐっては、暴露系ユーチューバーのガーシーこと東谷義和氏(50)が城田の様々な〝疑惑〟を暴露した。

 真偽のほどは定かではないが、「NHK受信料を支払わない国民を守る党」(NHK党)の立花孝志党首は自身のユーチューブなどで「このような疑惑がかかった状態のまま、何の説明もなく公共の電波に出演させるというのはどうか」などと問題視しており、同党の浜田聡参院議員も参院の決算行政委員会で、同局を所管する総務省の金子恭之大臣に「仮に真実であった場合に皆さんの受信料で成り立っているNHKの番組にそういった過去のある方を出演させたことへの道義的責任が追及されるかもしれない」と忠告している。

 同局関係者は、城田の出演について「NHKは番組の出演にあたって、反社会的勢力や違法薬物等関わりがないことを確認する文書を用意して、出演者ご本人、あるいは所属事務所の代表者から署名、捺印をいただいている。城田さんのご出演にあたっても。この文書を提出いただいている」と回答。問題がないとの認識を示した。