お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が、6日未明放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)で、一部週刊誌で性加害疑惑を報じられた映画監督・園子温氏(60)を痛烈に批判した。

 園監督は6日、「シオンプロダクション」のホームぺージに直筆の謝罪コメントを掲載。騒動については謝罪したが、事実関係については「代理人を通じてしかるべき措置をとって参る所存」と、争う構えを見せている。

 そんな園氏に怒りが収まらないのが太田だ。制止する相方・田中裕二(57)をよそに「だから言ったんだ! お前の映画は“実験映画”だって。全部は女優さんのおかげなんだからって。だから女優さんを大事にしろと。映画はお前の一番大事なものじゃなかったのか? それを下心の道具に使って。アイツこそ『クソ野郎』だった」とまくしたてた。

 さらに「アイツこそ、ウィル・スミスに殴られればよかった」と話すなど、怒りが収まらない様子だった。
 太田がここまで怒りをあらわにするのは、昨年12月に公開された園氏の最新作「エッシャー通りの赤いポスト」を見て、「昔の園子温が戻ってきた!」と、喜んでいたからだという。

 同作は「園監督のワークショップに参加した51人の役者との作品。もともと映画を作る気はなかったが、『どうせなら撮ろう!』と企画がスタート。みずみずしい青春群像劇で、園監督も若手と一緒に宣伝活動を行っていたほど、力を入れていた」(映画関係者)という。

 別の映画関係者は「太田さんも作品を見て、その純粋さを感じたからこそラジオ番組でも大きく宣伝した。だから今回の報道で園さんの愚行があらわになり、激しく怒ったんです」と明かした。