小田井涼平の年内脱退を発表した歌謡コーラスグループ「純烈」が6日、栃木・ホテルニュー塩原で3人で公演を行った。

 先日、家族が新型コロナウイルス陽性となったリーダーの酒井一圭が濃厚接触者となり、欠席したため。同公演は小田井が脱退を発表した後、ファンの前に立つ最初の機会となっていた。

 リーダー不在でも、それぞれのソロ曲や酒井ソロパートがない曲を中心にセットリストの構成を変更。さらに、最新曲「君を奪い去りたい」では、マネジャーを代打としてステージに上げ、酒井のパートを歌わせるという荒技でしのいだ。

 小田井は「まさか脱退発表直後に自分じゃなくてリーダー不在の3人でやるとは思いませんでした」と驚きつつも「でも、この機会に家族との時間をしっかりもってもらいたいですね」と気遣った。

 なお、純烈が3人でステージに立ったのは2019年6月2日にリードボーカルの白川裕二郎がウイルス性胃腸炎でツアーを欠席して以来。当時は、開場直前に白川不在の発表となったため、払い戻し対応をしつつも、来場したファン対象に無料でのトーク&ライブを3人で行い、〝神対応〟として話題になっていた。