来週で終了するNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」について、「朝ドラ送り」をしている前時間帯「おはよう日本」のアナウンサー交代のタイミングを残念がる声がSNSで投稿されている。

 祖母、母、孫と3代のヒロインの100年にわたる物語も終盤を迎えた同ドラマ。3代目のひなた(川栄李奈)の前に現れた米国からのビジネス来訪者で日系人とみられるアニーが、日本を飛び出して消息不明の祖母・安子なのか否かが目下の焦点となっている。高齢のアニーは歌手の森山良子が演じ、20代で消えた安子の役は上白石萌音が務めていた。

 29日のおはよう日本では高瀬耕造アナウンサーがこれに触れ「アニーさん、あなたが安子なのですかと皆さん思ったと思うんですよね。胸がざわわ、ざわわします」。すかさず、桑子真帆アナが「うまい!」と反応した。「ざわわ」は森山の楽曲「さとうきび畑」の歌詞に出てくる言葉だ。

 絶妙な「送り」をして見せた高瀬、桑子両アナだが、年度替わりに伴う番組キャスターの交代により、来週4月4日から高瀬アナが「ニュースLIVE! ゆう5時」、桑子アナが「クローズアップ現代」に移る。おはよう日本の平日は4日から首藤奈知子アナ、三條雅幸アナが中心となる。

「カムカム」は4月8日が最終回。新型コロナの影響で2020年度上半期「エール」の撮影が中断したことから、以後のドラマは放送日程にズレが生じている。高瀬アナらにとっては、あと1週間で朝ドラ送り完走というところでお別れを強いられた形だ。

 ツイッターでは、高瀬アナと桑子アナに「あと1週間、特別ゲストとして(朝ドラ送りタイムになる終了直前の)15秒をお願いします」との要望や、「高瀬アナの4月4日からの朝ドラ送りがないのは残念」「今月で見納め」と寂しさを訴える声が投稿された。