元総務相で経済学者の竹中平蔵氏が、20日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。〝羽振りの良さ〟を指摘され否定する一幕があった。

「金融機関の再編」が議題となり、MCの黒木千晶アナウンサーから「竹中さんが社外取締役をやってるSBIホールディングス、地銀の再編とか進めてますよね?」と質問が。

 これに竹中氏は「まあでもどこまでもやるわけじゃなくて、こないだ新生銀行っていう昔の長銀にあれ(TOB)をしましたけど、そういう意味で業種を超えていろいろやろうとしてるというのは一つの試みです。でも、他にもテクノロジーを使った試みが出てきてもいいんじゃないですか」と応じた。

 さらに黒木アナは「地銀の再編は国が推し進めてることですけど、素朴な疑問なんですけど、竹中さんがいるところで政策が動くのか? 竹中さんがいるから政策が動くのか? どっちですか?」と深掘り。すると、竹中氏は「私がいるから反対論が出て政策が動かないっていうのが(正しい)」とけむに巻いた。

 この応答に須田慎一郎氏が「いや、政策が動くから金のにおいがして、そこに竹中さんが行く」と猛ツッコミ。

 これも竹中氏は「いや、そんな須田さんみたいな才能ないからな~」と再びけむに巻いたが、黒木アナから「でも、竹中さんがいるとこいるとこ儲かってるとこ多いな、と思ってる人多い」と〝追撃〟されると「あの、風説の流布は避けましょう」と苦笑いだった。