総合格闘技エンターテインメント「BreakingDown」の第4回大会(21日)の出場者選考会に、元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう(30)が参加したことが分かった。へずまは6日にホストを引退したばかりで、次なるチャレンジに再び格闘技大会に照準を絞っていた。

 格闘家・朝倉未来(29)がスペシャルアドバイザーを務めるBreakingDownの公式ユーチューブチャンネルでは先日、選考会打ち合わせのダイジェストが公開された。スタッフから「嫌がるかもしれないが、へずまりゅうが出たいって」と水を向けられた未来は「へずまりゅう、いいじゃないですか」と意外にも好反応を示した。

 へずまは迷惑系ユーチューバー時代に未来に突撃し、道場マッチで対戦。打撃ではボコボコに返り討ちにされたが、グラップリングルール(打撃なし)では、元レスリング国体出場の経験と体重差を生かし、スープレックスを決めた過去もある。オーディション参加にこぎつけたへずまは、安保瑠輝也の安保チャンネルのTeruと一触即発になったようだ。

 昨年、へずまは格闘家挑戦を表明し、これまで3度リングに立っているが、経験者相手に白星はなし。今年1月の「ギガフェス」では元アウトサイダー王者の啓之輔に開始6秒で、アゴを撃ち抜かれ、壮絶なKO負けを喫している。

 BreakingDownは1分1Rルールの超高速マッチで、へずまは「いろんな大会に出て負け続けていたので、今回は何があっても勝ちたい。1分の戦いなんで、攻撃し続けたい」と意気込む。

 へずまは先月、東京・新宿歌舞伎町でホストに転向し、3週間で1360万円も売り上げ、6日に引退したばかり。これまで練習を一切しないで「リングで覚醒する」と豪語し、結果を残せなかっただけに「今回は朝倉海と戦った人の指導を受け、住み込みで強化合宿に入る。格闘技の感覚を取り戻す」と、レスリングに打ち込んだ学生時代以来の本腰を入れて猛練習に励むという。

「未完の怪物」か、ただの元迷惑系ユーチューバーか。真価が問われる一戦となりそうだ。